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 完璧な運転テクニックを身につけた主人公ら車好きな若者を描いた人気漫画「頭文字(イニシャル)D」の舞台のモデルとされる群馬県渋川市内で、「『頭文字D』地域活性化プロジェクト」が始まった。

 プロジェクトには、JTB(東京)とソニー・ミュージックコミュニケーションズ(東京、SMC)、渋川伊香保温泉観光協会が参加。早稲田大の実践型産学官連携プロジェクトのワークショップで学生が提案したアニメツーリズムのアイデアを生かした。

 約20の旅館・ホテルが参加予定のJTBの「るるぶトラベル」では、「頭文字D」のロゴ入りカードケースの特典が付いた宿泊プランを提供。主人公が愛車「トヨタ・スプリンタートレノAE86(愛称ハチロク)」で走り抜けた舞台などに設けたチェックポイントを回るデジタルスタンプラリーもある。

 スタンプラリーにはSMC提供のスマホアプリ「舞台めぐり」を利用。「頭文字D」のロゴを自分の車に重ねて写真撮影もできる。アプリ内の課金(1400円)メニューでは、登場する車やキャラクター、チェックポイントの追加、原作イラストが描かれたオリジナルカードの入手も可能だ。

 「るるぶトラベル」の専用宿泊プランの利用者のうち先着千人限定で、すべてのチェックポイントを踏破すると特別ステッカーがもらえる。

 渋川伊香保温泉観光協会は3月、観光庁の「日本版DMO」に登録され、渋川市や榛東村、吉岡町と連携して観光地域づくりに取り組むことになった。今回の企画はこうした動きの弾みになると期待されている。協会の大森隆博会長は「『頭文字D』は台湾や香港など外国でも人気があり、舞台になったこの地域は聖地として知られる。モータースポーツファンだけではなく、幅広い世代に向けてイメージを高めたい」と話している。企画は年末まで続ける予定。(泉野尚彦)