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 四国電力は6月29日、(愛媛県伊方町)で廃炉作業を進めている1号機の使用済み燃料を、運転停止中の3号機の原子炉建屋に運ぶ作業を始めた。1号機の建屋解体など今後の廃炉作業に備えるためで、1号機の燃料プールにある使用済み燃料計約230体を、3号機の燃料プールに順次移していく。

 この作業は2019年度末に終える予定。この日は報道陣に公開し、午前9時半ごろから約50分かけて、円筒形の金属製容器(直径約2・6メートル、長さ6・2メートル、重さ約100トン)に入れた燃料14体(約15トン)を、1号機から数百メートル先にある3号機の建屋に運搬車で運んでいった。

 伊方1号機は1977年に運転を開始。2016年3月に廃炉を決めた。四電の計画では廃炉完了は56年度ごろ。約40年間にわたる作業の工程は4段階に分かれており、解体準備に約10年、原子炉周辺設備の解体撤去に約15年、原子炉本体の解体撤去に約8年、建物の解体撤去に約7年かかる見通し。(佐藤英法)