ヤンゴン=染田屋竜太
2018年6月30日00時04分
タイ北部チェンライ郊外の国立公園内にあるタムルアン洞窟で、少年ら13人が大雨で閉じ込められたとみられ、大規模な救出活動が続いている。少年らは23日に洞窟に入ったとされるが雨が降り続く中、29日も捜索は難航。同日、軍政のプラユット暫定首相も現地を訪れ、救助隊や少年らの家族と面会した。救助のため、米軍の派遣も決まった。
警察当局などによると、行方不明になったのは同じサッカーチームに所属する11~16歳の少年12人と25歳の男性コーチ。23日午前、サッカーの練習後に洞窟を訪れたとみられている。同日午後、国立公園の職員が洞窟の入り口で少年らの自転車を見つけた。少年らは直前に降った大雨のために、中に入ったまま出られなくなったとみられる。
23日夜から、国軍や警察のべ数千人が捜索を続けている。政府の要請で、米インド太平洋軍の派遣が決まった。日本の国際協力機構(JICA)も排水の専門家ら3人を派遣した。
パナソニックの現地販売会社は捜索用のライトを寄付。2014年に日本政府からおくられたポンプ車2台も、水のくみ出しに使われている。英国やドイツの探検家も、救助活動を手伝っている。
洞窟はタイで4番目に長く、冒険家なども訪れるという。一般の人が立ち入る際には国立公園の職員が付き添う決まりになっていたが、少年らが入った当時は洞窟の近くに職員はいなかったという。(ヤンゴン=染田屋竜太)
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朝日新聞国際報道部