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 暴力団の事務所の近くを歩いていた女性を「ナンパ」しようとしたとして、千葉県警が指定暴力団稲川会傘下の組員3人に対し、暴力団対策法に基づく中止命令を出したことが30日、捜査関係者への取材でわかった。事務所周辺での乱暴な言動で市民に不安を感じさせることを禁じた規定に基づくもので、ナンパへの中止命令は全国初という。

 捜査関係者によると、中止命令を出されたのは、千葉県内に拠点を置く稲川会系の2組織の40~70代の幹部組員ら3人。5月中旬、千葉市中央区にある組事務所の近くで20代の女性の腕を引っ張り、「電話番号を教えろ。今から言う番号にかけてくれ」などと要求。立ちふさがったりにらみつけたりして電話をかけさせ、女性の電話番号を入手したとされる。命令は6月1日付。

 千葉県警は昨年5月に同県松戸市の国道6号で起きた拳銃を使った殺人未遂事件に絡み、稲川会の集中取り締まりを進めている。