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 日本近海を南下する今年のサンマの量は、極端な不漁だった昨年を上回るものの、低調な傾向が続く――。国立研究開発法人の水産研究・教育機構は7月31日、今年のサンマの資源量の見通しを発表した。

 サンマの資源量は2010年以降低迷傾向が続いている。極端に不漁だった昨年の資源量は86万トンで、調査を始めた03年以降では最低だった。

 同機構が太平洋で今年6、7月に行った調査によると、今年の資源量は205万トン。昨年の86万トン、一昨年の178万トンを上回るが、200万トン台だった14年、15年より少ない見通し。豊富だった03年は502万トンだった。

 時期別では、9月中旬まで前年並みに低調だが、9月下旬以降は前年を上回る見通し。魚体は昨年より大きいものがとれそうだという。東北区水産研究所資源管理部の巣山哲(すやまさとし)・浮魚(うきうお)・いか資源グループ長は「昨年より漁獲量は増えるだろうが、サンマの南下ルートが沿岸か沖合かによって漁獲量は変わる」とみている。(浅野真)