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 火星が31日、15年ぶりに大接近し、各地の天文台や科学館では、その様子を一目見ようと集まった人たちでにぎわった。午後4時50分に火星は5759万キロと最も地球に近づき、マイナス2・8等で太陽と月、金星に次ぐ明るさとなった。

 東京都港区の六本木ヒルズ展望台では午後8時から観望会を開き、仕事帰りの会社員らが訪れた。参加者は望遠鏡をのぞきこみ、「大きくて燃えてるみたい」「白い南極見えた」などと声を上げていた。

 地球と火星はおよそ2年2カ月ごとに接近するが、公転軌道は楕円(だえん)を描くため、接近する距離は毎回変わる。6千万キロ弱まで近づくのは2003年以来で、次に今回ほど近づくのは35年9月。8、9月はより早い時間に南の空に昇るため、肉眼でも見やすい状態が続く。(浜田祥太郎)