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 マレーシアで41歳の男性が11歳の少女と結婚したことが発覚し、「児童虐待ではないか」と批判が高まっている。マレーシアのイスラム教徒は宗教裁判所からの承認があれば16歳未満でも結婚は可能だが、宗教裁判所は2人の結婚を認めていないという。

 地元紙などによると2人は6月、マレーシアとの国境に近いタイ南部の街で結婚。マレーシアのイスラム教徒の男性は4人まで妻とすることができる。貿易業を営む男性はすでに2人の妻がいて、5歳から18歳までの子供がいる。新婦の少女はタイ人で男性の子供の友人だという。

 マレーシアのワンアジザ副首相は2日、この問題をめぐって関係省庁と協議。「宗教裁判所に届け出はなかった」と会見で語り、結婚可能年齢の引き上げを検討するよう指示したことを明かした。宗教裁判所の承認なしに結婚していた場合、男性は6カ月の禁錮刑になる可能性がある。

 この結婚は、男性の妻の1人がフェイスブックに「私の夫の結婚を祝福する。夫は41歳で新婦は11歳だ」と投稿して発覚した。八つの女性団体が合同で「16歳未満との性行為は犯罪行為。児童婚は子供の健康、精神を損ない、危険な暴力と虐待にさらす」との声明を出すなど社会問題に発展している。(シンガポール=守真弓)