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 フィリピン北部の都市タナウアンで2日午前、アントニオ・ハリリ市長が何者かに狙撃された。銃弾は1発で、胸を撃たれた市長はまもなく死亡した。フィリピン警察当局は「訓練を受けたスナイパーによる暗殺の可能性が高い」としている。

 ハリリ市長はドゥテルテ大統領の麻薬犯罪撲滅作戦を強く支持したことで知られる。麻薬犯罪の逮捕者を見せしめのため公衆の前で引き回すといった強硬措置には賛否が分かれていた。だが昨年には自身が麻薬犯罪に関与した可能性があるとして、警察の指揮権を剝奪(はくだつ)された。ドゥテルテ氏は2日夜の演説で「彼は麻薬売買に関わっていたと疑っている」と述べた。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは「活動家、容疑者、ジャーナリストや政治家を殺人によって超法規的に裁く文化は終わらせなければならない」との声明を発表した。(シンガポール=守真弓)

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