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 韓国の釜山地裁は2日、時価約4億6千万ウォン(約4600万円)相当の金塊をブラジャーに隠して仁川空港から成田空港に密輸したとして、20代の百貨店員ら韓国女性3人に懲役6カ月の実刑判決を言い渡した。執行猶予のついた女性1人を含む計4人が、1キロの金の延べ棒を2本ずつ日本に密輸したという。

 韓国では、税金がかからない香港で調達した金塊を日本に密輸し、消費税分の利ざやを稼ぐ犯罪組織の摘発が相次いでいるが、「運び役」の旅行客が実刑判決を受けるのは珍しい。

 判決などによると、3人は無料で海外旅行できることや、手数料をもらうなどの条件で昨年7月に「運び役」をした。判決は「利得はわずかだが、共犯者を隠そうとするなど反省しているのか疑問」と指摘した。

 地裁は、3人と一緒に「運び役」を担った無職女性については、判決前に未婚のまま出産したことを理由に、懲役6カ月、執行猶予2年とした。

 韓国では今年になって、5千人以上の韓国人旅行客を運び屋として使い、約2兆ウォン(約2千億円)相当の金塊を日本に密輸したとされるグループが摘発されるなど、金塊密輸事件が相次いで明るみに出ている。(ソウル=武田肇)