落語芸術協会長で落語家の桂歌丸さんが2日に81歳で亡くなったのを受け、会長代行を兼ねる同協会副会長の落語家、三遊亭小遊三さん(71)らが3日、東京都内で記者会見した。小遊三さんは「もう口をきかないのかなと思うと、寂しいです」と述べた。

 テレビ番組「笑点」の司会を引き継いだ落語家の春風亭昇太さん(58)、同門の桂米助さん(70)、一番弟子の桂歌春さん(68)らも出席。小遊三さんによると、歌丸さんは数日前、「俺が死にそうなのにおめえたちは来ねえ」と弟子に小言を繰り出していた。歌春さんは「ご遺体は安らかな感じでした。『全部から解放され、お疲れ様でした』と言葉をかけた」と別れの場面を語った。

 思い出に話が及ぶと、小遊三さんは「晩年の円朝物に取り組む姿が強烈に残っている。それも完璧にやる。昭和40年代には、もうスターでしたから、寄席に歌丸師匠がくると、ぴりぴりした」。昇太さんは「師匠は古典落語に新ギャグを入れるのを憂えていた」などと話した。(米原範彦、山本悠理)