日朝首脳会談「焦る必要はない」 河井外交特別補佐

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河井克行自民党総裁外交特別補佐(発言録)

 日朝首脳会談は、朝鮮半島の平和プロセスのなかで「パズルの最後の1枚」だ。北朝鮮は長年の付き合いから、経済発展への支援を中国だけに頼ることは危険だとよく分かっている。同時に、韓国に関しても「南」に経済的にのみ込まれるのではという恐れを抱いている。日本だけが、そういう懸念もなく、財政的にも技術的にも、北朝鮮のインフラ整備に協力できる国だ。

 安倍政権は蚊帳の外にいると焦る必要はない。拉致問題で進展がないのに、安倍晋三首相金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長に会うことはできない。北朝鮮と向き合うためには、北朝鮮に対する制裁の維持や圧力の継続など守るべきものを守りつつ、安倍首相がロシアとの領土交渉で(共同経済活動により信頼醸成を図るなど)見せているような「新しい柔軟な発想」が日本に求められている。(ワシントンでの講演で)