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 祇園祭の山鉾(やまほこ)の一つ、船鉾の神事始めとなる吉符(きっぷ)入りが3日、京都市下京区の町会所であり、ご神体につける神面(しんめん)の無事を確認する儀式「神面改め」が行われた。

 神面は室町時代に作られた本面と、これを江戸時代に模した写し面がある。羽織はかま姿の古川雅雄・船鉾保存会理事長(81)と醍醐宏明・町内会長(50)が、息がかからないよう懐紙を口に挟みながら、神面を掲げて無事を確かめた。

 船鉾は17日にある前祭(さきまつり)の山鉾巡行で、しんがりを務める。写し面をご神体の神功(じんぐう)皇后像につけ、本面は木箱に入れて鉾に載せる。

 古川さんは「改めて祇園祭の歴史の重みと継続していくことの大切さを感じた。船鉾の飾りやお囃子(はやし)を楽しんでいただけるよう努めたい」と話した。(大村治郎)