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 山岳救助に長年貢献してきた功績をたたえ、山梨県警の山岳遭難救助アドバイザー竹内敬一さん(63)=北杜市小淵沢町=に警察庁長官から「警察協力章」が贈られた。3日、県警本部で伝達式があった。

 竹内さんは30年以上にわたり、県警とともに遭難者の救助活動をしてきた。出動回数は300回を超えるとみられ、2000年から県山岳遭難対策協議会北杜支部の救助隊長を、今年2月からは県警山岳遭難救助アドバイザーをそれぞれ務め、県警の救助隊員の育成にも尽力してきた。

 千葉県生まれ。20歳の頃から登山に魅了され、35年ほど前から八ケ岳で二つの山小屋を経営している。山に対する登山者の姿勢に警鐘を鳴らし、「昔は低い山から段階を踏んで登っていったが、今はいきなり、険しい有名な山に挑戦する人が増えている」と指摘する。

 県内では毎年、山岳遭難で多くの人が亡くなり、死者数は全国上位を占める。県警は今年度、山岳警備安全対策隊を創設。竹内さんは、警察官が経験を積める環境ができたことを喜び、「一人前の救助隊員になるには4、5年かかる。山梨は傾斜が急な山が多く、クライミング技術から鍛える必要がある。長野や富山に負けない山岳警備隊に育ってほしい」と話した。(野口憲太)