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 財務省の前事務次官から記者がセクハラを受けた問題で、テレビ朝日は3日、前次官への取材内容を週刊誌に提供した当該記者を処分しないことを明らかにした。定例会見で、角南(すなみ)源五社長が質問に答えた。

 角南社長は、取材で得た情報や音声データを第三者に渡したことは「遺憾」で記者を指導したが、「公益目的からセクハラの事実を訴えたものだった」などの理由から処分はしないと説明した。記者から訴えがあったにもかかわらず、セクハラの情報を組織で共有しなかった上司にも指導はしたが、隠蔽(いんぺい)の意図はなかったなどの理由から処分はしないという。

 テレビ朝日のこれまでの説明によると、記者は4月4日に福田淳一事務次官(当時)と取材で会った際にセクハラを受け、身を守るために会話を録音した。後日、セクハラの事実をテレ朝で報じるべきだと上司に訴えたが、上司は難しいと判断した。このため記者は週刊新潮に連絡。同誌の報道でセクハラ疑惑が明るみに出た。