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 第100回全国高校野球選手権記念長野大会を記念し、1915年の第1回大会のころに野球部ができていた長野県内10校の当時のユニホームが復刻され、長野県の松本市野球場で4日、報道陣に公開された。27年ぶりに新調された長野大会の優勝旗もお披露目された。

 復刻ユニホームは、7日の長野大会の開会式(同球場)で、10校の野球部員各1人、計10人が着て、記念大会の横断幕「100th ありがとう これからも」(長さ5メートル、幅90センチ)を手に入場行進する。

 4日は松商学園の部員10人がモデル役として、復刻ユニホームに袖を通した。本番でも母校のユニホームを着る3年生の阿藤駿(しゅん)くん(17)は、練習試合でのけがでベンチ入りメンバーから外れたが、「松商の長く重みのある歴史をかみしめながら堂々と行進したい」と気を引き締めた。

 復刻は、県高校野球連盟の加盟87校のうち、草分け的な10校の野球部史に敬意を示して顕彰する目的。各校から1世紀前の写真データなどが提出され、特注で制作された。大町岳陽や岡谷工など胸文字が全く異なるものや、松本深志のように基本のデザインを変えていないところもある。

 一方、優勝旗は100回大会を機に、朝日新聞社が甲子園の全国大会と、47都道府県の地方大会すべてで新調した。従来の更新時期は地方大会によってまちまちで、長野大会では1991年の第73回大会以来となり、4代目。

 全国大会の大優勝旗と同じく地の色は深紅だが、大きさは小ぶりで縦70センチ、横100センチ。上下と右側に長さ17センチの金色の旗房がついている。中央の大文字「優勝」の間に、月桂樹(げっけいじゅ)とラテン語「VICTORIBUS PALMAE」(勝者に栄光あれ)とある。織り方は全国大会の「西陣織」とは異なり、「平織(ひらおり)」と呼ばれる技法で、京都市の同じ専門業者の手でつくられた。

 県高野連の依田和浩専務理事は「復刻ユニホームで『野球王国』といわれた戦前の歴史の重みを再認識しつつ、新しい優勝旗の獲得をめざしての健闘を期待したい」と話した。(山田雄一)

復刻ユニホームの10校

 現校名(旧校名) 創部年   出場

1松本深志(松本中)1896(明治29)1

2長  野(長野中)1899( 〃 32)2

2諏訪清陵(諏訪中) 〃( 〃 )0

4上  田(上田中)1900( 〃33 )2

4飯  田(飯田中) 〃( 〃 )0

6大町岳陽(大町中)1902( 〃35 )0

7飯  山(飯山中)1903( 〃36 )0

8野 沢 北(野沢中)1904( 〃37 )1

9松商学園(松本商)1913(大正2)36

10岡 谷 工(諏訪蚕糸)1915( 〃4 )4

※「出場」は全国選手権大会

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