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 指定暴力団工藤会が市民を襲撃したとされる一連の事件のうち、元警部銃撃など三つの事件に関与したとして、組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)罪などに問われた元工藤会系組幹部、中田好信被告(43)の控訴審判決が4日、福岡高裁であった。野島秀夫裁判長は懲役30年とした一審・福岡地裁判決を支持し、被告の控訴を棄却した。

 判決によると、中田被告は2012年4月の福岡県警元警部銃撃事件と14年5月の歯科医師刺傷事件で実行役、13年1月の看護師刺傷事件で送迎役を務めた。

 野島裁判長は、三つの事件が工藤会トップで総裁の野村悟被告(71)=殺人罪などで起訴=の指揮命令の下で起こされ、いずれの事件でも殺意があったと認めた一審判決について、「事実誤認があるとは認められない」と判断した。