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 富士通は8月上旬、規模の小さなビルやマンションの管理業者などに向け、携帯電話網を使った電力計(スマートメーター)を売り出す。10戸程度だと初期費用は従来の7割程度で済むという。地域全体で省エネに取り組むスマートシティーの普及にもつながると見込む。

 富士通によると、現在のスマートメーターの通信は、主に電力線や100メートル前後の使用を前提とした無線を使っており、エリアが限られていたり工事や機器の費用が高かったりした。

 新しいメーターは携帯電話網を使った通信方式を採用し、高速通信「LTE」のサービスエリアならどこでも設置できる。検針データを収集・分析するサービスを含め、50~60世帯のマンションの場合、初期費用100万円、サービス料金は月額7万円程度で済む。

 今後は戸建てが多い地域での活用も見込む。時間帯ごとの電気使用量や発電量を「見える化」することで、地域全体で効率的に省エネができるという。広報担当者は「スマートメーター設置の自由度が高まることで、スマートシティーの普及につながれば」と話す。(北川慧一)