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 鎌倉関係の本を集めた小さな会員制図書室「かまくら駅前蔵書室」、略してカマゾウは、JR鎌倉駅東口近くの古いビルにある。頭上に注意しながら急な階段を3階まで上がると、入り口には木製の名札がずらり。私語“解禁”の室内では、大テーブルを囲んで会員たちのおしゃべりが弾む。静かに読書というより、いつも誰かが何かを相談している、そんな楽しげな場となっている。

 昨年7月、鎌倉花火大会の夜。打ち上げ終了後の由比ガ浜で、水色Tシャツの集団がゴミを集めて回った。シャツの背にはKAMAZOUの文字。中止の危機を乗り越えた大会の運営を手伝いたい、と会員の一人が言い出し、有志約30人が図書室を飛び出した。「勝手にゴミ集め」を決めるまでには、松尾崇・鎌倉市長を招いて話を聞き、ミーティングを重ねた。シャツのデザインも会員がした。今年も24日の花火大会に水色Tシャツ軍団が出没し、「花火も浜辺もきれい」を楽しむ予定だ。

 鎌倉愛あふれる行動を生み出したカマゾウは2015年8月、「鎌倉の町が好きな人のたまり場に」と、室長の鈴木章夫さん(60)=神奈川県平塚市=が開設した。長く勤めた求人広告制作会社を辞めた後、新しい切り口の鎌倉観光ツアーを企画する仕事をしたのが、鎌倉との縁の始まり。

 ツアー参加者は、数ある鎌倉本…

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