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 国の事業で有利な取り計らいを頼まれた見返りに、子どもの大学入試で加点をしてもらった疑いで、文部科学省科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者(58)=4日付で解任=が4日、東京地検特捜部に受託収賄容疑で逮捕された。文科省は国の教育行政を担い、入試の公平性を求める立場だけに、幹部の逮捕は衝撃として広がった。

 「時代劇の話と思った。文科省幹部として一番やってはいけないことだ」

 佐野前局長が自分の子どもの大学受験に関連して受託収賄容疑で逮捕されたと聞き、同省幹部は驚きを隠さなかった。林芳正文科相は4日夕、急きょ取材に応じ、「誠に遺憾であり、今後、捜査に全面的に協力したい」と話した。

 佐野前局長は早稲田大大学院の理工学研究科を修了後、旧科学技術庁に入庁。省庁再編で文科省となってからは、私立大学を運営する学校法人の調査などを担当する私学部参事官や高等教育担当の審議官を務めた。会計課長や官房長など、予算や国会対応に関わる中枢ポストを担い、出身の山梨県では知事選の候補に浮上したこともある。昨年3月には同省の組織的な「天下り」あっせん問題で監督責任を問われ、文書厳重注意を受けた。

 かつて佐野前局長の上司だった同省元幹部は「非常に優秀で如才なく仕事をし、人との付き合い方も上手。将来の事務次官候補だった」と語る。別の幹部は「科学技術系のエースと言って間違いない人。なんでこんなことに」と嘆いた。

 それだけに、自らの子どもの入試に関する容疑は同省内でも厳しく受け止められた。中堅職員は「(結果的に)ほかの受験生が不合格になったのかもしれない。絶対許せない」と声を震わせた。

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