【動画】川底を通る地下通路、大阪市の安治川トンネル=松本紗知撮影
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「まだまだ勝手に関西遺産」

 大阪に安治川(あじがわ)トンネルという川底トンネルがあります。地上からは見えないけれど、住民の生活に欠かせない存在。戦前からの現役で当時最先端の技術が使われている。掘れば掘るほどすごい場所です。

 大阪に住んで4年目。近くは何度か通ったはずが、恥ずかしながら、これがトンネルだとは気づかなかった。地上部分の四角い建物を遠目に見て、倉庫か何かと勘違いしていた人はきっと私のほかにもいるはず……。

 安治川トンネルは、JR西九条駅と大阪メトロ九条駅の間にあり、安治川の川底をくぐって、北側の此花区西九条と南側の西区安治川を結んでいる。第2次世界大戦中の1944年9月に完成し、74年たった今も、現役で活躍中だ。大阪市建設局によると、1日に4千~6千人が利用するという。

 自転車もOKの大きなエレベーターに乗り込み、いざ地下へ。歩行者用には階段もある。白いタイルが照明を反射して、トンネル内は思ったよりも明るく感じた。奥へと延びる通路は幅2メートル、長さ約80メートルで、左側通行だ。巡回する監視員さんの「こんにちは」と、利用者の「ありがとう」の声が響く。

 かつては車も通っていた。現在使われているエレベーターの隣には、車用エレベーターの入り口が残る。近くに橋ができたことや、エレベーターを待つ車の渋滞問題などから、77年に車道は廃止された。車道は今も封鎖されている。

 そもそもなぜ、橋ではなくトン…

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