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 南からの暖かく湿った空気が梅雨前線などに流れ込んでいる影響で、5日午前、北海道や西日本を中心に大雨が降っている。8日にかけて大気の不安定な状態が続き、西日本から東日本にかけて非常に激しい雨が降る見通しで、気象庁は低い土地への浸水や河川の氾濫(はんらん)、土砂災害に警戒するよう呼びかけている。

 兵庫県では午前9時半ごろ、猪名川町の物流センターの造成工事現場で、男性作業員3人が排水管に流された、と119番通報があった。町消防本部によると、全員救助されたが、うち1人がその後死亡したという。気象庁によると、5日午前9時40分までの1時間に、長野県飯田市で36ミリ、沖縄県宮古島市で34・5ミリ、石川県白山市で27ミリの降水量を記録した。

 大雨の影響で、北海道八雲町の道央自動車道では、のり面の2カ所で土砂崩れが発生。土砂は最大で約3メートルの高さになり、車1台が乗り上げたがけが人はいないという。また、北海道岩内町は5日午前7時半、4地域355世帯660人を対象に避難勧告を出した。北海道函館市などで計11人が自主避難した。

 京都市は5日朝、右京区と西京区の計約2450世帯約6700人に避難勧告を出した。京都府内では正午時点で亀岡市、城陽市、八幡市、南丹市、京都市などの幼稚園、小、中、高校、特別支援学校の計95校が休校になった。兵庫県では午前11時半時点で神戸市中央区の11世帯17人に避難指示、同市、西宮市、芦屋市の計約6万780世帯約13万1500人に避難勧告が発令された。

 6日午前6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで東海・四国で400ミリ、近畿で350ミリ、関東甲信で300ミリ、北陸で250ミリ、九州北部・九州南部で200ミリとなっている。