青梅建設業協会長を逮捕 市発注工事で談合主導の疑い

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 東京都青梅市が発注した工事で談合を主導したとして、警視庁は5日、青梅建設業協会長で同市の土木工事会社「酒井組」社長の酒井政修容疑者(62)を談合の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、市側の関与がなかったかも調べる。

 捜査関係者らによると、酒井容疑者は昨年4月21日にあった市発注の道路改修工事の指名競争入札を巡り、指名された10社のうち6社との談合を主導した疑いがある。電話やメールなどで他社と事前に連絡を取り合い、自社が落札できるように調整していたという。

 問題の工事は、市道ののり面に擁壁を設置するもの。市は税抜き予定価格(9739万円)を公表したうえで、市内に本店や支店のある10社を指名。このうち、3社が辞退、2社が不参加で、酒井組以外の4社は予定価格と同額で応札し、酒井組が落札率99・6%の9700万円で落札した。

 民間調査会社などによると、酒井組は1985年に設立。2015年5月期の決算の売上高は約2億2千万円で、10年5月期~13年5月期では東京都や同市など官公庁の元請け工事が売り上げの7割強を占めた。