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 タイ北部チェンライ郊外のタムルアン洞窟に大雨による増水で少年ら13人が閉じ込められてから7日で2週間となるが、少年らの救出が難航している。軍などが連日多量の水を洞窟から排出しているが水位が下がらず、少年らに潜水させて連れ出す方法には危険が伴う。少年たちがいる場所にたどり着く別の穴を探すなど、模索が続いている。

 「水位がなかなか下がらない。大雨の予報もあり、大変危惧している」。チェンライ県の知事は5日の記者会見で険しい表情を浮かべた。県などによると、洞窟内からは1日に、国際競技用の50メートルプール約3面分の水量にあたる1万立方メートルの水を排出している。しかし、好天が続くにもかかわらず、水位の下がり方が鈍っているという。

 外国から支援に入る専門家によると、雨期に洞窟周辺で一度に降る雨の量は約100万立方メートルにも上る。雨は地中にとどまり、地下水などとなって洞窟に流れ込む。この専門家は排水作業について、「池の水をストローで吸い出している状況」と話した。

 救助に協力しているタイの民間ダイバーによると、海軍が拠点をつくった入り口から約2キロ地点までの水位は下がっているが、その奥は半分以上が水につかり、水深が約3メートルの場所もある。軍幹部によると、海軍特殊部隊のダイバーでも少年らの場所から洞窟入り口まで約5時間かかる。

 軍は4日、少年らに潜水訓練を始めた。だが、洞窟に沿って連れ出す救出策は、水位が下がることが前提で、軍幹部は報道陣に「少年らの潜水技術や体力を考えれば、現段階でこの方法を使うのは難しい」と話した。

 そこで、外から少年らのいる場所につながる新たな穴の捜索も始まった。軍幹部によると、洞窟で少年らは「動物の鳴き声を聞いた」と話しており、穴がある可能性があるという。この日は、上空からヘリコプター、地上では洞窟の地形などについて豊富な知識を持つタイ南部の鳥の巣収集グループが穴を探す作業に加わった。見つかれば岩盤の一部を砕いて少年らを引き上げて救出する方針だ。

■「欧州一のダイバー」…

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