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 文部科学省の私立大学支援事業をめぐる汚職事件で、事業の対象校に選定されるよう前科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者(58)に依頼していたのは東京医科大学の臼井正彦理事長(77)だったことが、関係者の話でわかった。その見返りに同大の入試で佐野前局長の子の合格を決めていたという。

 臼井理事長は不正を認めているといい、東京地検特捜部は在宅で調べを続けている。大学のトップが不正に関与し、教育行政をゆがめた疑いが浮上した。

 特捜部は4日、佐野前局長が同省官房長だった2017年5月に、事業の対象校に選ぶよう依頼を受けた見返りに、今年2月の一般入試で子の点数の加算を受け、合格させてもらったとして、受託収賄容疑で逮捕した。

 関係者によると、佐野前局長に事業の選定を依頼し、見返りとして子を合格させることを決めたのは臼井理事長や鈴木衛学長(69)ら、合否判定に権限がある複数の幹部だったという。臼井理事長は依頼とともに不正に合格させたことも認める供述をしているという。

 臼井理事長は1966年に同大…

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