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 2020年の東京五輪・パラリンピックまでに、全国のほとんどの新幹線で無料の無線LAN(Wi―Fi〈ワイファイ〉)が利用できるようになる見通しとなった。外国人旅行者らの要望を受け、JR各社が導入を進めている。

 東北新幹線には5月下旬から無線LANが使えるよう改造した「E5系」が走り始め、7月23日現在で「E6系」を含め12編成に増えた。客室内の「FREE Wi―Fi」のステッカーが目印。東京駅で乗り合わせた40代の男性会社員は「車内ではいつもスマホをいじって過ごす。ずいぶん便利になる」と喜んだ。

 メールアドレスを登録すれば、事前契約無しで誰でも利用できる。1回の接続時間は3時間だが、登録し直せば何度でも利用できる。東北、北陸、秋田新幹線は19年9月までに、山形新幹線は20年3月までに全車両で利用可能に。上越新幹線も新車両投入に合わせて対応型を増やすという。

 JR東海は今月25日から、無線LAN対応型の「N700A」1編成を東海道新幹線に投入。20年3月までに全131編成を対応型とする予定だ。20年度に登場する新型「N700S」はもともと対応できるよう設計されている。

 JR西日本とJR九州は山陽、九州新幹線の車両の改造を今夏以降に始め、20年春までに終える予定。JR北海道は今年度中に北海道新幹線の車両改造を始める予定で、現在は携帯電話が通じない青函トンネルは19年3月までに、他のトンネルも20年3月までに通信設備を整える見込みだ。(細沢礼輝)