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1985年・決勝

 3―4でサヨナラ負け。初優勝はならなかったが、PL学園を苦しめた宇部商サイドは満足感に包まれた。「ええ終わり方よ。うちが万が一勝っちょったら、歴史に残る試合にはならんかったでしょ」。1番を打った佐藤の回想は選手たちに今も共通する思いだ。

 玉国監督ですら、「うれしいばっかで勝とうという気がなかったのかも。勝ちは一度も見えんかった」と語っている。だから選手に涙はなく、淡々と試合後のあいさつをし、一塁ベンチ前に並んだ。そんな中、人目もはばからず号泣していたのがエースの田上だ。

 「運命」と感じたPL学園との…

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