高知の安芸川が氾濫、住宅浸水 11世帯が一時孤立

【動画】水かさの増した安芸川。道路が削られ、住民は避難=野津賢治、笠原雅俊、柴田悠貴撮影
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 高知県では県東部を中心に大雨に見舞われた。

 6日午前9時40分現在で24時間の各観測地点の降水量は、馬路村魚梁瀬(やなせ)で614ミリ、香美(かみ)市繁藤(しげとう)で470・5ミリ、安芸市安芸では124・5ミリを記録した。

 安芸市栃ノ木東地(ひがしじ)地区では安芸川が氾濫(はんらん)し、橋の水没で11世帯の計約20人が一時孤立。県は6日午前3時半、自衛隊に災害派遣要請をした。地元の消防によると、2メートルほどの床上浸水があった民家もあり、住民は屋根の上や2階に避難し、救助を待った。

 孤立した集落の対岸に住む小松昭太さん(57)によると、5日午後4時ごろから川が濁流となり、6日未明には滝のような雨が降り出したという。「これまで体験したことのない雨。まったく眠れなかった。まだ雨は続くらしいので、不安」と話す。

 香南市香我美(かがみ)町福万の香宗川では6日午前5時すぎ、「人が乗っている車が流されている」と110番通報があった。香南市消防本部によると、「牛乳配達に出かけた息子が『運転中に川に落ちた』と携帯電話で連絡してきた」という通報が市内の女性からあったという。通報した女性の夫(71)は、「いつもなら午前7時に帰ってくるのに……」と取材に話した。

 香美市土佐山田町加茂地区でも物部川が氾濫した。