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 停滞している梅雨前線に南から湿った空気が流れ込んでいる影響で、徳島県内は6日も大雨になった。那賀町木頭出原では、降り始めからの総雨量が1千ミリを超えた。吉野川が氾濫(はんらん)する恐れがあるなどとして、三好市では1816世帯に避難指示が出された。

 県の災害対策警戒本部によると、県内に出された避難勧告は午後4時現在、阿南市1万2175世帯(2万9009人)▽那賀町1605世帯(3111人)▽東みよし町1412世帯(2852人)▽三好市803世帯(1375人)▽海陽町243世帯(460人)。避難者は三好市の46世帯(63人)、那賀町の11世帯(14人)、つるぎ町の9世帯(10人)、東みよし町の7世帯(9人)、美馬市の2世帯(2人)、鳴門市の1世帯(2人)、阿南市1世帯(1人)。

 6日までに、那賀町では2棟が床上浸水。阿南市で3棟、三好市で1棟がそれぞれ床下浸水した。徳島市と三好市で各1棟が一部損壊した。

 県教委によると、6日、県内の公立小中高校と特別支援学校計166校が臨時休校とした。

 降り始めの6月28日午後8時から6日午後4時までの総雨量は、那賀町木頭出原で1131・5ミリ▽三好市東祖谷で875・5ミリ▽上勝町旭で776・5ミリなど。各地の道路が冠水し、一時通行止めとなった。

 徳島と関西方面を結ぶ高速バスは各社運休。県内のJRは牟岐線の徳島―阿南駅間、徳島線の徳島―鴨島駅間のみ運行し、その他は終日運行を見合わせた。空路では午後4時までに、東京便の1往復が欠航した。

 徳島地方気象台によると、7日にかけて雷を伴う非常に激しい雨が降ると予想される。同気象台は、土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水に注意を呼びかけている。(佐藤祐生)

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 6日午前6時55分ごろ、三好市池田町白地で県道沿いの斜面が高さ5メートル幅3メートルにわたって崩落。斜面の上に立つ住宅の床下の一部が損壊した。住宅には90代の男性がいたが、みよし広域消防の隊員が市内の高齢者施設へ搬送した。土砂は県道に流出しており、重機を使って撤去された。(福家司)