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 梅雨前線の活発化で6日も西日本の各地で記録的な大雨が降り続き、被害が相次いだ。午前5時半時点で、避難勧告や指示が全国17府県計約141万人に出された。西日本では新たに広島県安芸高田市で男性1人が死亡、京都府亀岡市と高知県香南市で計2人が行方不明になった。高知県では安芸川が氾濫(はんらん)。鉄道は多くの路線で始発から運転を見合わせた。

 気象庁によると、6日朝までの24時間雨量は高知県の馬路村で629ミリ、香美市で7月の最多となる476ミリ。和歌山市では326ミリを記録した。滋賀県の長浜市、高島市、京都市右京区、大阪府八尾市などで観測史上最多を記録した。

 広島県安芸高田市では増水した川に宮根和彦さん(59)が流され、6日午前5時50分ごろに見つかったが死亡が確認された。

 京都府亀岡市の大路次(おおろじ)川では同日午前2時40分ごろ、軽乗用車が水没しているのが見つかり、50代の女性の行方が分からなくなっている。高知県香南市の香宗川でも午前5時ごろ、牛乳配達中だった男性が行方不明になっている。

 総務省消防庁の6日午前7時時点のまとめでは、大阪府、兵庫県などで計38人が重軽傷を負い、床上浸水17棟、床下浸水200棟。

 避難指示が出されているのは9府県の計約16万8千人で、うち京都、大阪、兵庫、奈良の4府県は計約15万8千人。避難勧告は16府県の計124万5千人。

 高知県によると安芸市で安芸川が氾濫。栃ノ木東地地区の11世帯計24人が2階や屋根の上に避難し、自衛隊に災害派遣を要請した。

 大雨の影響で、6日午前10時現在、山陽新幹線が広島―博多間で運転を見合わせ。JR西日本によると、関西の在来線は大半の区間で始発から運休。京都線、神戸線などで本数を大幅に減らして運行している。

 気象庁は8日にかけて、雷を伴った猛烈な雨が断続的にふり、広い範囲で記録的な大雨になる恐れがあるとして、土砂災害や河川の氾濫(はんらん)への警戒を呼びかけている。7日朝までの24時間に予想される雨量は、多いところで四国で400ミリ、近畿、中国で250ミリ、北陸で200ミリ。