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死刑を執行された6人の元教団幹部

<早川紀代秀死刑囚>

 建設会社出身で、教団では「総務部長」として対外的交渉などを担当したほか、施設建設などを担う「建設省」のトップだった。坂本弁護士一家3人の殺害のほか、脱会しようとした教団信徒の殺害事件でも有罪が確定した。13人の確定死刑囚では最年長。

<井上嘉浩死刑囚>

 京都の高校に在学中に入信。東京の大学を中退後に出家し、教団では「諜報(ちょうほう)省」のトップを務めた。地下鉄サリン事件に関与し、一審・東京地裁は「後方支援役にとどまる」として無期懲役と判断したが、東京高裁は「総合調整役」と認定し、死刑を言い渡した。

<新実智光死刑囚>

 愛知県出身。食品会社勤務を経て出家し、教団では松本死刑囚の身辺警護を担う「自治省」トップ。坂本弁護士一家殺害と松本サリン事件を実行し、地下鉄サリン事件では送迎役を務めるなど、教団が起こした7件の殺人全てで関与が認定された。

<土谷正実死刑囚>

 筑波大大学院で化学を研究中に入信し、教団では「第二厚生省」トップとしてサリン製造などを担った。地下鉄、松本両サリン事件の実行行為には関わっていないが、裁判では「被告の豊富な化学知識や経験がなくては犯行はなしえなかった」と判断された。

<中川智正死刑囚>

 岡山県出身。京都府立医科大に進み、医師免許を取得。教団では松本死刑囚らの世話をする「法皇内庁」のトップだった。坂本弁護士一家3人の殺害に加わり、松本、地下鉄の両サリン事件でもサリンを製造するなど、計11事件で25人を死亡させたと認定された。

<遠藤誠一死刑囚>

 帯広畜産大で遺伝子工学を研究中、松本死刑囚の著書を読んで入信。京都大大学院に進学後に出家し、教団では生物・化学兵器を担当する「第一厚生省」のトップを務めた。地下鉄サリン事件で使われたサリン製造に携わり、松本サリン事件では散布に関わった。