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 僕が17歳のときに起きたのが、オウム真理教による地下鉄サリン事件でした。

 事件に衝撃を受けました。僕の中に形づくられていた、犯罪者は「個」として存在しているものだ、という認識が覆されたからです。

 例えば通り魔のような殺人者は、孤立して生きる長い時間のなかで危険な感覚が熟成され犯罪に至るのだ、と思っていました。犯罪者は「独り」だと考えていたのです。

 ところが、オウム真理教事件では犯罪者は「集団」で存在していた。国家の論理や社会の常識と全く違う集団が、重大な犯罪を行ったことに驚きました。この事件で感じた思いを発展させ、いつか小説にしたいと思っていました。

 その後、事件直後の集中的報道…

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