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オウム真理教犯罪被害者支援機構 中村裕二副理事長

 23年間オウム真理教の犯罪被害者の支援に取り組んできました。私は、今回の死刑執行で事件は終わりではなく、破壊的なカルト教団と社会がどのように向き合うべきかを考えるスタートラインだ、とみるべきだと思います。

 破壊的カルトは今も珍しくありません。様々な形で大学などで布教活動をしており、オウムのことを知らない若い人たちが、入っていかないように、情報伝達や教育を強化してほしいと思います。また、破壊的性質がはっきりしたら、早い段階でカルト集団を規制できるような仕組みも必要かもしれません。

 事件の被害はいまも深刻です。3年ほど前に地下鉄サリン事件の被害者ら約千人に健康状態などを尋ねるアンケートを実施したところ、回答してくれた約300人のうち半数以上の方々が、目や鼻など粘膜の部分の障害を訴えていました。被害者への健康診断や医療などの取り組みが重要です。国が中心になってやってほしいです。

 経済状態が苦しく、「賠償金を早く回して欲しい」という声も多くありました。オウムの後継団体「アレフ」が支払うと約束した賠償金を支払わない状態が続いているためです。被害者救済はまだ道半ばなのです。そもそも郵便が届かない被害者も1割以上いる。被害者の高齢化も進み、複雑な思いです。

 私がオウム犯罪被害者の支援に取り組んだ原点は坂本堤弁護士一家殺害事件でした。坂本さんは司法修習の同期でした。

 彼はオウムの信者を取り戻そう…

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