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 断続的に降り続く雨の影響で、6日もJRや私鉄各社が運転を見合わせ、西日本各地の交通網は混乱した。駅は足止めされた人や切符の払い戻しをする人らで大混雑した。7日もJRを中心に多くの列車が運休する見込みだ。

 JR西日本によると、山陽新幹線は6日朝から新大阪―岡山や広島―博多などで断続的に運転を見合わせ、夜には岡山―博多の終日運休が決まった。

 「山陽や九州方面へご旅行を予定している方は、取りやめることをおすすめします」。6日午後、JR新大阪駅では改札前の臨時窓口で駅員が呼びかけた。大阪市の会社員の男性(37)は福岡市まで行く予定だったが断念した。「しょうがない。明日の始発に備え、帰って寝ます」と話した。

 JR西や四国は沿線の雨量が規制値に達したなどとして近畿、中四国、北陸の在来線の多くの区間で始発から運転を見合わせ、JR西では特急278本などが運休。京阪神の都市部を走る京都、神戸、大阪環状の各線は終日間引き運転した。

 京阪神の私鉄各社も沿線の河川の水位が規制値を超えたとして相次いで運休した。阪急は京都線を除くすべての路線、南海も全線が一時運転を見合わせた。

 阪急梅田駅の改札前では多くの人が駅員に運行状況を確かめたり、改札前の床に座り込んだりして再開を待った。兵庫県西宮市の会社員女性(29)は昼過ぎに出勤すると、すぐに帰宅するように言われた。「一人暮らしでタクシーを使うお金の余裕もない。いつ復旧するかも分からないし、どうしよう」と話した。

 7日も始発から多くの路線で運転見合わせが予定されている。JR西は特急の運行を始発から見合わせ、在来線も京都線と神戸線の新快速の運転を引き続き取りやめるほか、大阪環状線などを除く大半の区間で始発から運転を見合わせる見込みだ。山陽新幹線は運行区間を同日未明に判断するという。私鉄各社は天候次第で運行を決める。

 NEXCO西日本によると6日午後7時現在、名神の栗東―豊中▽新名神の高槻JCT―神戸JCT▽中国道の宝塚―滝野社や新見―高田▽山陽道の神戸JCT―三木小野や備前―徳山西などが通行止めになっている。(波多野大介、細見卓司、新田哲史)