オウム化している日本、自覚ないままの死刑 宮台真司

有料記事

聞き手・高久潤
[PR]

 オウム真理教元代表の松本智津夫麻原彰晃)死刑囚らの死刑が執行された。事件はなぜ起きたのか。その後の日本社会を変えたのか。社会学者の宮台真司さん(59)に聞いた。

オウムとは極めて陳腐な存在

 オウム真理教の事件は、今の首相官邸や国会、そして霞が関に見られる「エリート」の迷走の、出発点だったと言えるでしょう。

 事件を起こした教団幹部の多くは学歴が高い「エリート」。彼らの多くは、私もそうですが、上昇機運に包まれた高度経済成長期に生まれ育ちました。

 子どものころに抱いていた「…

この記事は有料記事です。残り1377文字有料会員になると続きをお読みいただけます。