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 タイ北部チェンライ郊外のタムルアン洞窟に閉じ込められている少年ら13人の救出について、チェンライ県知事は6日夜、現地で開いた記者会見で、「雨が降って洞窟内の水位が上がるおそれが出れば、救出を決断する」と発言した。予報では近日中に大雨が降るとされ、少年らを潜水させて救い出す方法を実行する可能性がある。

 県知事は、「少年らの健康状態は良好だ」とした上で、大雨で多量の水が洞窟に流れ込めば「危険が増す」と語り、少年らが助けを待つ場所も水没する可能性を示唆した。予報では、7日から雨が降り始め、8日以降は大雨になるとされる。一方で、「訓練はしているが、今日(6日)の時点では少年らはまだ潜水での救助をできる段階ではない」として、準備に時間が必要だとも述べた。

 6日未明には洞窟内で救助活動中の元海軍特殊部隊員が死亡する事故があったが、県知事は、「リスクが最も小さいと判断したときに実行する」と主張し、潜水での救助を決断する用意があることを示した。

 洞窟の外からドリルで掘って少年らを救い出す方法については、「洞窟の外にいくつかの穴を見つけたが、少年らのいる場所にたどり着くにはかなりの時間がかかる」と話した。(チェンライ=染田屋竜太)