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 7日午前4時40分ごろ、京都府綾部市上杉町寺ノ迫で「住宅2棟が倒壊し、人が閉じ込められているかもしれない」と、近くの住民から119番通報があった。市消防本部によると、住宅2棟は土砂に覆われ、倒壊した。男性(40)を救出したが、80歳と76歳の夫婦のほか、隣の家に住む男性(36)の3人と連絡が取れていないという。

 近くに住む地元自治会会長の川端国夫さん(70)は「これまで聞いたことのないグオーンという重い音で目が覚めた。びっくりして外に出ると、家が倒れていた」と話した。

 京都府は7日午前6時10分、自衛隊の派遣を要請した。

 同府舞鶴市城屋(じょうや)では午前6時半ごろ、山が崩れて2階建て住宅の1階が土砂に埋まり、住人の60代男性が行方不明になった。市や舞鶴署によると、家の西側の山が崩れ、男性は妻と土砂の撤去を進めていた。妻が気づいたときには男性の行方がわからなくなっていた。

 一方、7日午前0時20分ごろ、京都府宮津市池ノ谷の住民から「土砂が近所の家に入り、人が埋まった」と119番通報があった。宮津与謝消防組合の隊員が駆けつけたところ、裏山が崩れて住宅2棟に土砂が流れ込んでおり、消防隊員が男性(79)を救出。隣の家に住む、70代の夫婦と息子(41)は自力で脱出した。息子が逃げる際に右足にかすり傷を負うなどし、4人とも軽傷だという。

 京都・嵐山の観光名所、渡月橋では7日朝、前日に増水で隠れていた橋脚が見えるまで桂川の水位が下がったが、流れは速く、土砂混じりの濁った水が勢いよく流れていた。流木や落ち葉で川岸が埋まっている。岸辺には、川に近づけないよう規制線が張られ、警察官が警戒に当たった。

 5日午後4時から続いた渡月橋の通行止めは、7日正午に解除された。

 60年以上、近くに住むタクシー運転手の吉田力(つとむ)さん(67)は「こんなに水量が増すのはまれ。橋が傷ついたり氾濫(はんらん)したりして被害が大きくなったりしないかと怖かったが、水位が下がって安心した」とほっとした様子だった。

 桂川の水位は、渡月橋の下流約100メートルにある観測所(京都市右京区嵯峨中ノ島町)で、6日午後7時ごろ、氾濫(はんらん)注意水位(1・8メートル)を一時上回ったが、その後低下。7日正午には0・33メートルに下がった。

 桂川上流にある日吉ダム(京都府南丹市)では6日夕、貯水量がほぼ満杯となり、放流量を毎秒約900トンまで引き上げた。その後、7日正午には同約300トンに減らしている。