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 国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長は6日、タイ北部の洞窟に閉じ込められている少年らを、サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝に「招待したい」と表明した。「サッカー少年」たちの早期の救出を願う声が、サッカー界からも相次いでいる。

 救出を待つのは、ほとんどが地元のサッカーチームに所属する11~16歳の少年12人と男性コーチ。W杯の1次リーグの途中だった6月23日から洞窟内にいる。

 決勝は7月15日にモスクワで予定されている。AFP通信によると、インファンティノ氏はタイのサッカー協会宛てに、「(少年らが)家族と再会でき、健康状態が許すなら、決勝に招待して楽しんでもらいたい」との書簡を送った。

 サッカー界からは激励が相次いでいる。少年の1人がイングランド代表の赤いシャツを着ている映像が世界に発信されており、英メディアによると、W杯にも出場するイングランド代表のDFストーンズ選手が「安全に脱出してくれることを願っている」とコメントした。

 米CNNは、ブラジル代表として活躍したロナウド氏の「世界のサッカー界は、誰かが子どもたちを脱出させる方法を見つけてくれると期待している」との声を伝えている。英名門クラブ・リバプールのクロップ監督は、CNNへのビデオメッセージで、「私たちは君たちとともにある」と励ました。

イーロン・マスク氏は技術者を派遣

 米国の電気自動車メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、タイの洞窟に閉じ込められている13人の少年らを救助するために、タイに技術者を派遣したことを明らかにした。ツイッター上のやり取りで支援を求められ、これに応じた。自社の技術をいかせるかどうか試すという。

 マスク氏はテスラだけでなく、地下トンネルを掘削する会社や、宇宙開発のスペースXも率いている。

 あるツイッターの利用者が3日、「タイの少年たちを救助する手助けをしてくれないか」と書いたところ、マスク氏は「できることがあれば喜んで」とツイート。自社で「地中に届く高性能レーダーや高い掘削技術は持っている」としたうえで、「水の中に直径1メートルのチューブを通して空気のトンネルを作ってみたらどうか」などと具体的なアイデアも挙げた。

 さらに、救出現場にいるという人に、発電機のボルト数など技術的な質問も投げかけた。スペースXなどの技術者たちは7日、タイに到着するという。(サンフランシスコ=宮地ゆう

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