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 梅雨前線の停滞に伴い、県内は7日も断続的に雨が降り続いた。各地で土砂崩れや住宅への浸水被害が発生し、約20万人に避難指示が出された。

 気象庁は6日夜に鳥取市南部と智頭、若桜、八頭の3町、7日朝にも鳥取市北部と三朝、江府、伯耆、南部、日野、日南の6町に大雨特別警報を発表した。

 県によると、鳥取、智頭、日野の1市2町全域と若桜、南部の2町の一部、計8万4256世帯19万9681人に避難指示が発令。避難所は200カ所以上で開設され、少なくとも960世帯1881人が避難した。

 7日午後1時現在、人的被害は確認されていない。住宅の被害は一部破損が1棟。三朝町で裏山が崩れ、土砂の一部が家の中に流れ込んだ。床上浸水は若桜、智頭の2町で各1棟、床下浸水は鳥取市で4棟と八頭、智頭、日南、日野の4町で各1棟。若桜、智頭の2町では土砂流出による道路の寸断で6集落が孤立状態になっている。

 JR西日本によると、7日は管内の路線を走る多くの列車が終日運休となり、8日も山陰線や因美線、伯備線の一部区間で始発からの運休が決まっている。

智頭で474ミリ記録

 鳥取地方気象台によると、県内各地の総降水量は5日午前4時から7日午後4時までに、智頭474ミリ▽鳥取市佐治450・5ミリ▽若桜386・5ミリに達した。

 24時間降水量は最大で、智頭260・5ミリ▽鳥取市佐治260ミリ▽鳥取市鹿野226ミリ▽若桜221・5ミリ▽日南町茶屋190ミリ▽倉吉市関金189・5ミリ▽鳥取市鳥取187・5ミリを観測。いずれも7月の観測史上最大だった。また、鳥取市湖山は180ミリで、観測史上最大だった。