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 参院の定数を6増やす公職選挙法改正案を国会に提出している自民党に対し、公明党が定数4増の修正案を示した。公明の西田実仁参院幹事長が7日、記者団に明らかにした。公明は全国を11ブロックの大選挙区にわける独自案を国会に出しているが、自民が修正に応じれば自民案に賛成する考えだ。一方、自民参院幹部は「修正は厳しい」と語った。

 修正案は「一票の格差」を是正するため、自民案にある選挙区の2増を容認したうえで、比例区は2増に抑えるとの内容。6日に西田氏が自民の吉田博美・参院幹事長に提示した。選挙区と比例区の定数の比率をおおむね「3対2」としてきた参院の基準により近づけるには、自民案にある比例区の4増は多すぎるという。

 自民は、二つの県を一つの選挙区にする「合区」に対する党内などの不満を解消する方策として、比例区を4増する案をまとめた経緯がある。9日の参院政治倫理・選挙制度特別委員会で野党から質疑を受け、同日にも委員会採決に踏み切る強い姿勢を見せている。(星野典久)