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 広島県内では大規模な土砂崩れや集落の孤立が相次いだ。

 東広島市安芸津町(あきつちょう)木谷(きだに)の集落では7日夕、民家が土砂に押しつぶされ、3人が生き埋めになっていた。

 「もう20時間以上たつ。この雨の中、どんなに寒い、痛い思いをしているか。とにかく1分1秒でも早く助けてほしい」。殿畠佐智子(とのはたさちこ)さん(65)は、崩れた自宅に向かい両手を合わせた。

 夫の英治さん(71)、長男の義将さん(47)、次男の政治さん(45)、母親の久美子さん(93)がいた母屋を土砂が襲い、義将さんは7日午後2時半ごろ救出されたが、残る3人はまだ閉じ込められていた。

 6日午後9時ごろ、母屋隣の納屋の2階で殿畠さんが床につこうとしたとき、「ドン」と衝撃音がし、地面が「グラッグラッ」と揺れた。急いで外に出て、近所の人に車のライトで家を照らしてもらうと、母屋は押しつぶされていた。

 長男は倒壊した家の中でも身動きできる状態だった。駆けつけた消防隊員が長男と電話でやりとりし、夫は胸が圧迫され、次男は足が挟まれた状態だと分かった。

 7日午後8時ごろには自衛隊員も到着。3人とも意識があることが確認された。殿畠さんは涙ぐみながら、「奇跡です。ありがとうございます」と周りに何度も頭を下げた。その後、午後10時ごろに夫、午後11時25分ごろに母親が救出され、8日午前0時半すぎに次男が救出された。

 広島市安佐北区口田南(くちたみなみ)5丁目の住宅地では、母と娘が暮らす住宅1棟が土砂に流された。

 「とにかく無事でいてほしい」…

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