拡大する写真・図版 平壌で7日、北朝鮮側との協議に向かうポンペオ米国務長官(右)率いる米代表団=ナウアート報道官のツイッターより

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 今回の米朝高官協議は、6月に開かれた歴史的な米朝首脳会談後では初めてのものだった。そのわりには合意の内容に乏しく、「期待はずれだった」と言わざるをえない。

 ミサイルエンジン実験場の閉鎖などは、いずれも首脳会談で話された域を出ていない。ただ、それ以上に深刻なのが、ポンペオ米国務長官が「進展した」と安堵(あんど)感をみせると、直後に北朝鮮が遺憾の声明を発表して、強烈なボディーブローを与えたことだろう。米国が、北朝鮮に翻弄(ほんろう)される格好で交渉が進んでいることが浮き彫りになった。

 原因のすべては、米朝首脳会談そのものに集約される。トランプ米大統領が「会談ありき」で調整を急がせた結果、首脳会談の共同声明では、米政府の対北朝鮮政策の基本方針である「完全かつ不可逆的で検証可能な非核化(CVID)」という言葉が、「朝鮮半島の『完全な非核化』」というあいまいな表現にすり替わった。北朝鮮が主張する「一方的に非核化するわけではない」という理屈が、ここで裏打ちされた。

 米国内では、これまで北朝鮮問…

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