[PR]

 大雨特別警報が出された岐阜県内では8日未明、局地的に猛烈な雨が降った。1時間の雨量が100ミリを超える地域が相次ぎ、岐阜地方気象台は記録的短時間大雨情報を7回出した。県中部の関市では津保(つぼ)川が氾濫(はんらん)し、市北部の上之保(かみのほ)地区が浸水するなど各地で被害が出た。

 気象庁のレーダー解析によると岐阜県内では8日未明、関市や美濃市、郡上市八幡町、下呂市金山、七宗町、白川町などで1時間に100ミリを超す猛烈な雨が降った。

 関市北部の上之保地区では午前2時ごろ、津保川が氾濫(はんらん)。電柱が倒れて一部地域で停電が発生し、中部電力が復旧作業に当たっている。また、60代の女性が道路の側溝に気づかず足をとられ、足首を骨折したという。

 岐阜市では市内を流れる長良川の水位が上昇し、川からあふれた水が市街地へ流れ出るのを防ぐ「陸閘(りっこう)」が8日未明に閉じられた。訓練以外で完全に閉じるのは、2004年10月の台風23号による大雨被害以来という。

 岐阜市では落雷も発生。7日午後10時40分ごろ、長良川の左岸を歩いていた男性(37)が雷に打たれて重傷を負った。

 このほか、下呂市内の国道41号の数カ所で土砂崩れが起き、一部区間が通行止めとなるなど各地で被害がでている。(室田賢、山野拓郎、松浦祥子)