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 東アフリカのエチオピアのアビー首相が8日、エリトリアの首都アスマラを訪れ、イサイアス大統領と会談した。両国の間では、1998年に発生した国境紛争後、緊張状態が続いており、首脳同士の会談は約20年ぶり。アビー氏は、両国の平和と安定の実現に強い意欲を示しており、関係改善に期待が高まっている。

 アスマラの中心部の通りでは、市民がダンスをしたり歌ったりして会談を歓迎。アビー氏の側近はツイッターで、「(両国は)20年にわたる不信を克服し、新たな方向へ向かうことができる」と投稿した。

 両国の紛争は、エリトリアが93年にエチオピアから独立した5年後、国境画定などをめぐって起きた。2000年には和平で合意したが、その後も国境地帯に両国軍が展開していた。

 今年4月に首相に就任したアビー氏は6月、エリトリアとの国境画定問題に関して、02年にオランダ・ハーグに設置された国境委員会が定めた境界線を受け入れると表明。エリトリアのイサイアス氏も「前向きなサイン」と歓迎し、エチオピアに外交団を派遣していた。(ヨハネスブルク=石原孝

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