【動画】続く捜索活動 線路、道路は寸断/広島・安芸郡=井手尾雅彦撮影
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 停滞した梅雨前線の影響による記録的な豪雨の被害を受けた西日本各地は9日、天候が回復し、救助や捜索が行われた。大雨特別警報はすべて解除となったが、確認される被害者の数が増え続け、13府県で96人が死亡、行方不明や連絡が取れない人は82人となった。

 朝日新聞のまとめでは、台風7号が九州に接近した3日以降、9日午後1時時点の府県別の死者は広島42人、愛媛21人、岡山15人、京都4人、山口と福岡各3人、鹿児島と兵庫各2人、岐阜、滋賀、高知、佐賀各1人。行方不明などは広島49人、岡山22人、愛媛5人など少なくとも計82人。

 岡山県災害対策本部によると、大規模に冠水した岡山県倉敷市真備(まび)町では8日午前の時点で、住宅や建物に1千人が取り残されていたという。9日に入って、孤立状態にあった「まび記念病院」の入院患者ら約300人の救出が終わるなど、自衛隊や消防による救助活動が進められている。

 死者と行方不明者が多数にのぼる広島県内では、土砂崩れのあった熊野町の住宅地で8日、新たに少なくとも12人の行方不明者がいることがわかり、捜索が続いた。福山市で7日夜にため池が決壊して近くの女児(3)の行方がわからなくなっていた事故では、この女児が8日午後に遺体で発見された。

 高知県内では大月町で8日に土砂崩れが発生し、民家に住む女性が死亡した。

 気象庁は数十年に一度の重大な災害が予想される「大雨特別警報」を6日から8日にかけて福岡、佐賀、長崎、広島、岡山、鳥取、京都、兵庫、岐阜、愛媛、高知の11府県に出した。いずれも8日午後までにすべて解除となった。

 厚生労働省によると、今回の大雨により、8日午後1時時点で、広島、岡山、愛媛各県を中心に断水が26万7千戸に及んだ。

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