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 ニュージーランド(NZ)のトワイフォード運輸相が、滑走路へ移動する民間航空機内で携帯電話を使い、500NZドル(約3万8千円)の罰金を科せられた。民間航空局が9日、発表した。運輸相は民間航空局も所管するが、同局は「どんな人もルール違反は許されない」としている。

 発表などによると、トワイフォード氏は5月17日にウェリントン発オークランド行きのニュージーランド航空便に搭乗。ドアが閉まり、滑走路に移動する間は禁じられている携帯での通話をした。別の乗客が同航空に通報し、同局が調べていた。離陸直前に電話を切り、飛行に影響はなかったという。

 1週間後の5月24日、野党議員から議会に当時の状況を尋ねる質問書が提出されると、トワイフォード氏は同日、「とくに運輸相の自分がするのは不適切だった」と謝罪。辞任をアーダーン首相に申し出たが、首相は辞任を認めず、民間航空局の担当をジェンター副大臣にしていた。

 同局は14年には、ブラウンリー運輸相(当時)が空港のセキュリティーチェックを受けずに搭乗したことについて2千NZドルの罰金を科している。(シドニー=小暮哲夫)