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 静岡大工学部(浜松市)は10日、宇宙エレベーター実験の2号機として打ち上げを予定している超小型衛星「STARS―Me」の愛称を、「てんりゅう」にすると発表した。全国から103件の応募があり、うち3人がローマ字表記を含めこの名を提案。天に昇る竜や地元の天竜川を想起させることを評価したという。合わせて、市内の協力企業が作った機体も公開した。

 STARS―Meは、昨年11月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)と契約を締結。国際宇宙ステーションに運んだ上で日本実験棟「きぼう」から放出することになっているが、まだ日程は決まっていない。

 今年3月にミッションを終えた1号機のSTARS―C(愛称・はごろも)は、1辺10センチの立方体「CubeSat」を二つ、テザー(ひも)で結び、それを伸ばす実験をした。

 STARS―Meはテザーを金属製メジャーに変え、それに沿ってクライマー(昇降機)を動かす。クライマーを動かす実験は世界初で、将来的に宇宙エレベーターや宇宙デブリ(ごみ)除去への応用が期待されるという。(大島具視)