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 2011年の紀伊半島大水害で全壊した奈良県十津川村の関西電力長殿(ながとの)発電所(水力)が6年9カ月ぶりに復旧し、10日に地元関係者らの見学会があった。同発電所は落差190メートル余りの水路式で、県内に12ある同社の水力発電所で規模は2番目。13年12月に復旧に着手し、今年6月上旬に新しい2基の発電機が相次いで運転再開した。

 新発電所は出力は計1万6200キロワットで復旧前より900キロワット向上。敷地(1・2ヘクタール)を地盤改良して4メートルかさ上げし、発電施設を地中に収容して耐水機能を高めた。総事業費は公表していない。

 大水害では横を流れる熊野川(十津川)が下流の土砂崩れで水かさを増し、建屋が水没して流失した。全壊した発電所の復旧は関西電力で今回が初めてという。(福田純也)