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 金融庁長官を異例の3年という長期にわたって務めた森信親氏(61)の退任が10日、決まった。金融業界の常識を疑い、他省庁とのあつれきもいとわずに改革を進め、「最強長官」「金融庁中興の祖」とも呼ばれた。どんな3年間だったのか。

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 「顧客の資産を増やせないビジネスを社会的に続ける価値があるのでしょうか」「みなさまは、いつまでこのような状況を続けるのでしょうか」

 昨年4月。講演に立った森氏が、居並ぶ200人以上の証券関係者らにこう問いかけると、会場の空気は凍り付いた。

 この日森氏がやり玉に挙げたの…

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