関西の住みやすい街1位は尼崎 武蔵小杉のようになる?
関西で住むのに一番魅力のある街は「尼崎」――。住宅ローン専業大手のARUHIが10日発表した「本当に住みやすい街大賞2018in関西」で、兵庫県尼崎市のJR尼崎駅周辺が1位になった。工業の街とのイメージがつきまとう「アマ」だが、近年は住宅地としての開発が進み、家族暮らしに最適な街として評価を集めつつあるという。
ARUHIは大阪、京都、兵庫の2府1県について、原則として駅単位で住みやすさを比べた。「住環境」「交通利便」「教育環境」「コストパフォーマンス」「発展性」の5項目について住宅評論家や不動産コンサルタントからなる選定委員会が評価し、同社による融資の実行件数も加味して順位付けした。
1位に選ばれた尼崎は、行政・市民が一体となった開発で「元々の工業地帯が住宅地として変貌(へんぼう)」と評価された。大きな商業施設も備え、「将来は関東の武蔵小杉(川崎市)のようになる可能性がある」との声もあったという。
以降は2位が大阪市の本町(大阪メトロ)、3位が京都市の二条(JR嵯峨野線)、4位が神戸市の学園都市(市営地下鉄)、5位が兵庫県伊丹市の伊丹(阪急伊丹線)と続いた。(斎藤徳彦)
関西の「本当に住みやすい街」トップ10
①尼崎(JR神戸線 兵庫県尼崎市)
②本町(大阪メトロ御堂筋線 大阪市)
③二条(JR嵯峨野線 京都市)
④学園都市(神戸市営地下鉄 神戸市)
⑤伊丹(阪急伊丹線 兵庫県伊丹市)
⑥桂川(JR京都線 京都市)
⑦元町(阪神本線 神戸市)
⑧香里園(京阪本線 大阪府寝屋川市)
⑨山田(阪急千里線 大阪府吹田市)
⑩緑橋(大阪メトロ中央線 大阪市)
※ARUHI発表
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