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 西日本豪雨の災害を受け、岡山県倉敷市では10日午前8時現在8900戸、広島市で9日午後5時現在、1万3300戸、呉市で9万3279戸など各地で断水が続いている。断水で困るのが、トイレだ。水洗トイレが使えなくても、身近にあるものを使って簡易トイレを作ることもできる。

 東京都が発行する防災ハンドブック「東京防災」によると、断水で使えなくなった洋式トイレは便座を上げてポリ袋で覆い、さらに便座の上からもう1枚、ポリ袋をかぶせて使うといい。袋の中に細かく砕いた新聞紙を重ね、用を足す。バケツや段ボール箱の内側に二重にポリ袋をかぶせるだけで、簡易トイレもできる。感染症を防ぐため、使用後は密封して捨てる。

 断水していても排水できる場合は、バケツ1杯の水で排泄物(はいせつぶつ)を流せる。トイレットペーパーは、ごみとして捨てる。

 生理用品がないときは、ティッシュペーパーを清潔なタオルハンカチにくるんで代用する。ラップで下着をくるみ、使い捨てのタオルや布をあてても。レジ袋とタオルがあれば、赤ちゃんのおむつも作れる。

 脱水症状を防ぐために、水1リットル、砂糖大さじ4(約40グラム)、塩小さじ半分(約4グラム)で、体への吸収がよい経口補水液を作るのも効果的だ。

 NPO法人「日本トイレ研究所」の加藤篤代表理事は「トイレを我慢して水分をとるのを控えると、脱水症、誤嚥性(ごえんせい)肺炎、尿路感染症、エコノミークラス症候群などのリスクを高める。水分をこまめにとってほしい」と呼びかけている。(小若理恵)